しまねの職人

【秀月堂】ホッと一息つかせてくれる和菓子づくり

~島で愛される和菓子店~

Vol.38

秀月堂 岡田宗之さん

島根県にある隠岐諸島は、島根半島沖の日本海に浮かぶ離島で、
島ならではの豊かで雄大な自然や、悠久の歴史・伝統文化が息づいており、人気の観光地にもなっています。

そんな隠岐諸島最大の島である隠岐の島町に、人々愛される和菓子店「秀月堂」があります。
創業70年になり、現在2代目であるお父様と3代目の岡田宗之さんが和菓子作りをしていらっしゃいます。
一つ一つ丁寧に手作りで行う和菓子作りへの思いを伺いました。

家族で引き継ぐ和菓子づくり

和菓子職人になったきっかけを教えてください
子どもの頃から自分の家が和菓子屋さんというのもありましたし、その中で結局和菓子が子どもの頃から好きで、いつも和菓子に携わって生きてきました。
いざ就職ってなった時にこの道を進むしかないだろうなという気持ちでやり始めたのがきっかけですね。

子どもの頃は食べるのが好きでしたし、父が2代目ですけど、父の背中を見て育っているので、やはり作る方もずっと魅力を感じていたというのがあります。
2代目の父とつくるお菓子づくり
創業70年になり、2代目の父と一緒に働いています。
「すごく頑張ってもらっているな」というという思いに加えて「頑張ってくれてありがとう」という気持ちがありますね。

大切にしている作り手の思い

どんな和菓子を作っていきたいと思っていらっしゃいますか?
おばあちゃんが作ったような素朴なお菓子ですね。
皆さんの心を少しでもほっと一息つけてくれるような和菓子っていいますか。
そういう懐かしい和菓子を作っていきたいと思っているんです。
島内のお客様だったら、その日にできた生菓子だったり、柏餅、桜餅、いちご大福、季節季節でその時出来たお菓子を皆様に召し上がっていただいてます。
観光でお越しになられた方にお勧めのお菓子ありますか?
観光に来られたお客様に向けてはさざえ最中であったり、マドレーヌ、とって隠岐の羊羹など、ちょっと日持ちのするようなお土産がご好評いただいてますね。

これからの秀月堂について

これからどんな和菓子づくりをしていきたいですか?
和菓子とか洋菓子を秀月堂で作っているんですけど、やはり和菓子が好きなんです。
どんなに忙しい時でも人の心をホッと一息つかせてくれるような和菓子を今までも作ってきましたし、これからも作っていきたいなって思っています。

秀月堂について

家族で一つ一つ手づくりでお菓子を作っていらっしゃる秀月堂さん。
地域に根ざし、島の人に愛されているお店です。
地元の方が次々と立ち寄られ、話に花を咲かせている様子は、とても温かく心地よい光景でした。
どこか懐かしい、優しさを感じる素朴なお菓子作りには、岡田さんの「どんなに忙しい時でも人の心をホッと一息つかせてくれるような和菓子を作りたい」という気持ちが表れています。

近年は、歩いて数分の場所に「月あかりカフェ」もオープンされ、地域の方や観光客の憩いの場となっています。
秀月堂で作られたお菓子も味わうことができるので、ぜひ一度お立ち寄りください。

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